バイテンとパノラマカメラで撮られた東京の街の写真展です。
バイテンで東京の街を撮るとはどういうことなのかに最近興味があるので
とても面白く写真を見ました。
作者は都市の空間軸(空間の特異性)と時間軸(その場の過去にかえる
歴史性)が交差する点で写真を撮っているのではないかと思われます。
会場には、作品の撮影に使われた特注の広角用のタチハラのバイテン
カメラ、あのスーデックが使っていたパノラマコダックと同シリーズのブ
ローニー用カメラ(100年位前のもの)、入手困難なスーデックの「プラ
ハ・パノラマ」という写真集などなどが置かれていて、作者といろいろ話
の出来やすいようになっています。
まぁあまりいないでしょうけれど、街中で大型カメラを使い写真を撮ろう
と考えている人には、撮影行為の実際面、撮られた写真がどの程度の
クォリティーを有するものなのか(作者のはモノクロプリントです)とても
参考になると思います。
会期は短いのですが、おすすめです。
http://blog.goo.ne.jp/goldenbough/e/1130828ef961034d6780ac0f4d3d06a2