神保町の源喜堂で写真集を漁っていると、流暢な日本語を話す白人の中年女が
バイヤーを連れて来店。中平や森山の「プロヴォーグ」時代の写真集を探してい
るようだ。ここ数年で日本の写真集の値段が何倍にも跳ね上がっていると源喜堂
主人が語っていた。どうも、欧米のコレクターが昔の写真集を買い漁っているらし
い。以前も、別の店で白人のバイヤーが店の主人に自作の長いリストを見せて
在庫があるのを片っ端から買い漁っているのを見たことがあった。
傍らで聞いていたのだが、そのリストアップされているものがマニアックなので思
わずはっとした覚えがある。塩谷定好の名前が出ていたのには正直驚いた。