某写真学校の課題で「意味性の無い写真」というのがあったそうだ。
これは考えればとても深い意味のある課題だと思った。
普段からあまり意味性を重視してはいないが、これを前面に打ち出すとどうなるのだろう。
とりあえず試してみることにした。
意味性の無いことを通して、意味とは何かを考えさせる。物が在ることと意味と認識の
関係について意識させる。意味性を無くしたときに、物の存在そのものが浮かび上がっ
てくる。意味性=言葉を排することで自分の視線のテイストがほんのり感じられる。
なかなかよく考えられた課題だ。